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マーケティング便り

30年で初めて見た1,000万円当選の夢!一世一代の覚悟で購入した宝くじの結果は?[マーケティング便りvol.58]

著者:図研プリサイト 大出洋輝

2023/03/14 15:38

※先に申し上げると夢オチかつ300円しか当たりませんでした。あしからずご了承ください。


皆さまこんにちは。

もうすぐ年度末、お忙しい時期かつ寒暖差が激しい時期ですがお身体お変わりありませんでしょうか。我が家は娘が発熱したのでしばらく外出は自粛です。(外出が気持ちいい時期になってきましたが、しばらくテレワークします……。)

 

さて、今回は私が一世一代の覚悟で宝くじを買った話をしたいと思います。させてください、お願いします。(年度末なのでサクっと書くつもりがガッツリな分量になってしまいました。)



30年で初めて見た1,000万円当選の夢!一世一代の覚悟で購入した宝くじの結果は?[マーケティング便りvol.58]

このあたりでおわかりになるかと思いますが、皆さまのお仕事の役に立つことはこの先一切出てきません。

しかし、それでも敢えてこうして書かなくてはならないくらいの気持ちを抱えて書きましたので、一人の男の生きざまとしてご笑覧いただけましたら幸いです。

 

時は33日金曜日早朝。

ふだん夢はそこそこ見るほうなのですが、内容は支離滅裂で他人様の耳に入れるに値するようなものはありません。(最近は温泉に行こうとして結局たどり着かないまま終わる夢が多いです)

 

しかし、この日に見た夢は、この三十幾年で初めての内容で特筆すべきものでした。

 

10枚連番で買った宝くじが当たっているのです。しかも文句なしの高額当選。

 

自宅の窓際で、携帯で調べた6桁の当選番号と、手元の10枚連番の先頭のくじの数字とを、信じられないような気持ちで何度も見比べる場面をハッキリ覚えています。「え?この番号だったらこの10枚パックの中に入っているよね?」というわけです。

そして、その足で地元の宝くじ売り場に向かいます。その間も「本当に自分が高額当選?」と夢うつつの千鳥足です。鞄の中にはドラマで見るアタッシュケースの中身よりも大きな金額相当の当たりくじが入っていると思うと、そのプレッシャーたるやもう。大して値が張る鞄でもないのに、ひったくられたらどうしよう、と無駄に前後左右を警戒しつつ売り場に向かい、おばちゃんから「この当選額は銀行に行ってください」と案内をいただきました。

 

なんというか、以上のように非常に生々しい夢だったのですが、自分が見る夢にしてはしっかり筋が通っているのです。

 

そもそもこれまで熱心に宝くじを買ってきたわけでもなく、年末ジャンボを買う妻を尻目に「どうせ当たらないんだし、自分はその金でビールでも買おう」と毎回思っているくらいの人間なので、そもそもくじのケタ数が6ケタであるかどうかさえ怪しいくらいです。

しかし起床して調べてみると、宝くじのケタ数は6ケタでどうやら合っているらしい。ついでに言えば33日、その日まで「バレンタインジャンボ」が発売していることがわかりました。

 

  • 初めて、突然見た宝くじ高額当選の夢
  • 現実のくじと一致していたケタ数
  • 今日終売のバレンタインジャンボ

 

以上のことを、この30年間鍛えたり腐らせたりしてきた怜悧な頭脳を以て論理的思考を巡らせつつ大胆かつ不敵に検証した結果、「これは神の啓示だな」という至極当然の結論が出ました。

「あぁ、宝くじに当たる人って皆、こういう感じで当たるんだな」とハッキリわかったのです。自分にはこんなこと1度もなかったので、そりゃ今まで買っても当たらないわけです。なるほど。でも今回の私は一味違います。

 

この手の話は他人においそれと吹聴すると、ご利益がなくなってしまうような気がしたので、妻にも夢のことは一切しゃべらず、会社の帰りに黙って宝くじを買い、通勤鞄に潜ませました。もちろん買ったのは夢で見たように連番で10枚のパックです。いくつも買う必要はありません。夢では1パックでしたし、それが当たるのはもうわかっています。なんたって神の啓示ですし。

抽選日は1週間後。つまり1週間後には高額当選。そんなことを思い出したり忘れたり、期待してみたり、そんな都合よくいくか?と疑ってみたりしつつその1週間を過ごしました。

 

そして310日金曜日、迎えた抽選日。

上にも書いたように「そんな都合よく当たるか?」と冷静な自分もいます。

しかしこの日本で、今回のバレンタインジャンボを買った方の中に、このような夢を見ていた方が何人いることでしょう。私1人では?

よしんば同様の夢を見ていたとして、それを信じて購入した方が何人いることでしょう。やはり私1人では?

こういうのはとにかくまず行動である、と数々の自己啓発本を流し読みして学んできたので、こういうときの私には抜かりがありません。行動こそが運をつかむ唯一の手段、幸運の女神は私にこそ微笑むのです。

 

夢で見たように、自宅の窓際で、携帯で調べた当選番号と、手元のくじの番号とを、見比べていきます。



信じられないので何度も何度も、それこそ穴が空くくらい見比べたのですが、

 

300円しか当たっていないんですよね。

 

番号を1枚見ればわかります。連番で1パックなので。何度も見比べる必要など、もうどこにもありません。夢と同じなのは、アンビリバボーな気持ちだけ。

 

私は愕然としました。

 

え?これでダメなら、どういう人間がこのくじ当たるの?

 

泣いても笑っても現実の当選金額は300円なので、金額をボカす必要も何もないのですが、夢で見たのは1,000万円の当選だったんですよね。1等前後賞込み3億円に欲目が眩み、バレンタインジャンボを選んだのがミスだったのかもしれません。あの日あのときあの場所で、ミニジャンボ(12,000万円)を買っていれば当たったのでしょうか?高額当選の夢、ここに破れたり。

 

 

もう今日はビールを買って飲もうと思います。そして明日からも頑張って働きます。

そんなわけですので、来年度も私がこのコラムを書いていくことが決まりました。(仕事自体は楽しくさせていただいています!)

くだらないことばかりで恐縮ですが、変わらずお付き合いいただけたら幸いです。2023年度も図研プリサイトを何卒よろしくお願いいたします。