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2021.09.27 マーケティング便り

プロが語る「同時通訳の裏技」がSNSで話題に!?[マーケティング便りvol.31]

図研プリサイト 神原 由美

朝から嬉しいニュースが舞い込みました!同僚が無事、元気な赤ちゃんを出産したとの知らせです。
新しい命の誕生はいつ何時でも気持ちを晴れやかにしてくれます。
思い返せば長男を出産して母になったあの日から、今月末で早10年です。
2日に1回の分散登校のため、iPadでの家庭学習を一瞬で済ませる息子に成長を感じつつ。
テレワークの母を背に、ゲームに勤しむ姿に苛立ちも感じつつ。10分に1度は6秒間アンガーマネジメント実践中です。初心忘るべからず!!お互い一緒に過ごせる時間をプラスにできるよう、失敗し続けているアドラー式子育てにも今一度取り組んでみようと思います。
しかし、願わくば早々の緊急事態宣言解除、通常登校、給食ありの日常を強く希望します!

今回のピックアップ記事はこちらです。

文法構造が異なる言語間での同時通訳における裏技が、SNSで話題になっているそうです。
この記事では更に、通訳者の苦労についても触れられています。例として挙げられている「チョコ停」は製造業特有の業界用語ですが、機会ごとに生じる事前準備が大変であろうことは容易に想像できます。
また、バラエティ番組に外国の俳優やアーティストがゲストで招かれた際、司会者のジョークを通訳の人が必死で伝えようとするも、お寒い空気になっているシーンはよく目にします。おやじギャグも、もし言いたいのならば事前に伝えておいた方が良いみたいです、笑

学生時代に何度か、ドイツ語論文の和訳バイトを引き受けたことがありますが、かなりしんどい作業でした。
行き詰まる箇所は辞書を引いてもうまくいかず、蕁麻疹がでるくらいイライラしたのを思い出しました。
報酬が良かったので意地でもやり抜きましたが、そもそも日本語でも知識、知見がない単語が羅列されている時点で容易に進むはずがないです。
 単語を直訳 → Wikiで意味を検索 → 業界特有ならば業界に関する記述を検索 → 意味の通る日本語文に和訳
といった流れを根気よくひたすら続ける感じです。忍耐が必要です。興味のある分野であれば進みも良いものの、そうでない場合はなかなかに苦行です。

記事にあるように、通訳に際して専門性が高い用語や、ナマリに対する耐性は、ひたすら頭と耳に叩き込んで慣れることが重要なのかなと、経験上感じます。さらに、相手のバックボーンを知ることで避けられる誤訳、誤認も多くあると思います。バックボーンとは、文化や宗教などです。これは異国の方に限った話ではないです。

「自分は無宗教です」という日本人は多いと思います。かく言う私も特に信仰している宗教はないです。
  ※生まれたら神社、結婚は教会、死んだらお寺に則る生き様なので、多重信仰も甚だしいとは思ってもいるのですが。
仮に、「神様、仏様!一生のお願いです!」なんてことを日本文化になじみのない仏教徒の前で訳すとしたら、どこからどう伝えればいいのか。「Oh God, Oh Buddha!!」 だけだと、え、どっちなの??ということになってしまいます。

目下、PC(ポリティカル・コレクトネス)が意識され、特にマイノリティや個人への理解が重視される世の中です。
何気なく日本語で使っている単語や言い回しが、相手を不快にしてしまう可能性も多分にあります。
例えば「ハーフ」という単語。他国の血を引く子に向かって、むしろ誉め言葉くらいで使っていたころもありました。
”いいなー、○○はハーフで、顔立ちもキレイやし、○○語も話せるんやろ?”といった具合です。
しかし、他国で混血を「ハーフ」と表現する国はなく、「半分」という響きは決して良い意味合いには捉えられません。

外交上、仕事上などの付き合いでの会話やそこに対する通訳であれば、こういったバックボーンへの理解により、各段にスマートな対応ができるようになるのではないかと、個人的には考えます。シンパシーの問題です。
個人として深くお付き合いしていく、仲を深めていくには、理解に加えて共感も必要です。エンパシーの問題です。
どの次元での、どういった立場での関わりかにも寄るところが大きいとは思いますが、気持ちよく人と会話できるよう無関心や無知の領域は狭めておきたいものです。
と、いうことで、今年も読書の(学びの)秋に勤しみます!

  ※ドイツ人とのやり取りで「背中が長くてキレイだね」と褒められたのが印象的です。”悪かったね足短くて!!”
   逆に、「鼻高くていいよね」と褒めたら、”悪かったね鼻デカくて!!”と言われたことも。エンパシー模索中です。

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