日中友好の懸け橋はアナウンサー!? [マーケティング便りvol.41]
あっという間に、北京オリンピックが閉幕してしまいました。もともとスポーツ観戦は好きですが、オリンピックはやはり特別です。冬季はスピードやジャンプの高さ、回転など、画面越しにでも迫力や芸術性を感じられる種目が多い印象です。平野歩夢選手の3本目の滑走など、YouTubeで何度も見返してしまいます。
そんな平和の祭典閉幕直後、ロシアのウクライナへの軍事侵攻という非常にショッキングな事態が勃発しています。民主化した地域への「力の外交」が西側諸国に与えるインパクトは大きく、日本でも「第3次世界大戦」がトレンド入り。中東地域や、ミャンマーでのクーデターなど、世界には衝突や紛争がはびこっているわけですが。。。北朝鮮のミサイルの脅威と重なることもあり、より身近に感じてしまう人が多いのではないでしょうか。
もう一度、トリプルコーク1440を見て感傷に浸ろうか。。。などと現実逃避を検討しつつも、平和について考えだすと頭の中がクルクルしてしまうので、一先ず業務に集中しようと思います。(もはや業務も逃避に思えてくるので困ったものです。決して、サボりたいわけではないです)
今回のピックアップ記事はこちらです。
コロナ禍での2度目のオリンピックとなった北京五輪が、先日閉幕しました。外交ボイコットなど政治的な面が色濃く出ると共に、開会式の演出には中国が既に先進国であることを感じさせられました。なにかとギクシャクしてしまう日中関係ですが、今回の五輪を機に中国人から愛着を持ってもらえた3人の日本人が居るそうです。日中友好の懸け橋と言えばパンダでしたが、国境を接する大国とは、緊張関係ばかりでなく、こういった民間外交による融和も重要だと思います。
東京五輪では、中国の国技と称される卓球や体操種目でメダルを獲得した日本人選手への、中国の方からのSNSでの誹謗中傷が話題になったことは記憶に新しいです。政治面では社会主義体制が敷かれる中国において、旧ソ連や東ドイツまでとはいかないまでも、大成したスポーツ選手=国力の象徴という思想がまだまだ根強いのだろうか、と感じる出来事でした。そんな半年前の大会の雰囲気からは一転、といった内容の記事です。2/3人には、中国の益となる貢献をしたことが記事から伺えるので、納得です。
1人目
大会マスコットキャラクター「ビンドゥンドゥン」の人気の火付け役となったのが、日本人アナウンサーだったとはつゆ知らずでした。実際どれくらいグッズの売り上げに彼が貢献したのか、それを数値化するのは難しいでしょうが、五輪期間中のグッズ売り上げは450億円の試算、とのことです。大会MVPと言っても過言ではないです。(個人的には好みのパンダ顔ではないので解せませんが。。。)
2人目
ウィンタースポーツ界ではまだまだ発展途上と言われる中国としては、今回自国開催でのメダル量産は切望されていたと思います。その期待に応えたスノーボード選手の日本人コーチ。これには共感できます。ロシアに好意を抱けなくても浅田真央ちゃんのコーチは別、といった感覚というか感情はあります。今大会金銀2つのメダルを、最年少という記録つきで中国にもたらす選手を育てた価値は非常に大きいと言えます。
3人目
羽生結弦選手です。異例の記者会見の場が設けられるなど、「日本からの贈り物」とまでは言わなくとも、その存在への注目は国内に留まりません。4Aへ挑戦も相まって、神格化された感すらあります。1人目アナウンサーと合わせた「ビンドゥンドゥン」のグッズ売上への貢献度も気になるところです。
しかし、なぜ彼は中国でこれほどまでの人気を博しているのか。先の2人には北京オリンピックという枠組みがあって愛着を持たれたわけですが、羽生選手に関しては人気に拍車がかかったかたちです。
この点に関して色々なキーワードで探ってみましたが、行きついたところは、「スポーツマンシップ」でした。中国人選手に対する「心遣い」という表現をしていた記事などありましたが、きっと国籍問わず、スポーツの種目問わず、アスリートに対するリスペクトを素直に表現できる。氷上での表現を超えて愛される理由がここにある気がします。
選手に利用が義務付けられた健康管理アプリや、厳格な隔離バブルなど、運営面でも物議をかもした大会でしたが、新型コロナウイルスに焦点を当てると会場内での流行は阻止でき、成功したと評価できると思います。世界的にまだまだ感染が拡大している最中で、ある程度の観客を入れる形式でウイルスを管理できたことは評価すべきポイントではないでしょうか。
外交が絡むと途端に難しくなりますが、個人の感じる「良いものはイイ!」であったり、素直なリスペクトや共感のマインドは国境を超越するのだなと、改めて感じた2週間となりました。(夜な夜なデイリーハイライトを観て感涙による涙活を行えていたので、貴重なデトックス期間にもなりました)
3月4日からのパラリンピックにも期待です!