花屋の原価は〇割!?クリスマスでなくとも花屋がつぶれないワケ[マーケティング便りvol.55]
皆さまこんにちは。図研プリサイト マーケティング部の大出です。
気づけば各所にクリスマスの飾り……弊社の最寄りであるセンター南駅にもショッピングモールがあり、それなりに大きなクリスマスツリーが鎮座しているのですが、「あれ?これ飾ってあったのつい最近じゃなかったっけ?」と思ってしまいます。1年が経つのは早いですね……ということは、師走に入ってから日本で1億回くらい話題になっていることでしょうが、思ってしまうものは仕方ありません。
さて、本日はタイトルにもあるように原価のお話です。
なぜなら弊社も新しく「組立製造業向け原価見積ツール」である”COSTLink Qeep”(コストリンク キープ)をリリースしたからです!!!!
文字通り、組立製造業における原価見積りノウハウの属人化に効くソリューションですので、ご興味がある方はぜひカタログだけでもダウンロードしていってください。
しかし、ここは皆さんに息抜きがてら業務の間に読んでいただくコラム。
引き続き今日の話題は花屋です。もうすぐクリスマスですので。
切り花の原価率は〇割!?
早速タイトルの答え合わせですが、クリスマスになるとにぎわうお花屋さんに並んでいる花の原価率ってどのくらいでしょうか?
答えは平均3~4割です!
つまり300円の切り花の原価は90円から120円くらい。
お花が1本売れると180円~210円の儲けになるわけです。
この原価率、高いでしょうか、低いでしょうか?
一般的な飲食店の原価率が平均3割、飲食店であれば原価に加え、料理や接客などの人件費も乗りますので儲けはそこまで大きくありません。
花は仕入れてきてしまえば、鮮度の管理はありますが、あとは売るだけなのでそこまで人件費もかからない……そうなると飲食店に比べると割が良いなぁと思います。
で、実際そのあたり花屋の経営者と話したことがあったのですが、花屋が一番気にするのは「商品のロス」だということでした。
当然ながら切り花は枯れてしまっては商品になりません。一方で花を売り切るのもなかなか難しい。たしかにショーケースが空っぽの花屋って見たことがありません。
たとえ原価率が低くとも、そのままロスになってしまう花も多いので、いかに売れる花を仕入れるか、一方で魅力的な売り場の見た目を保つためにもある程度の在庫量を確保し、そのままロスとなるぶんを勘案しつつ仕入れや売価を判断する……このあたりはプロのノウハウなんだな、と思ったことを覚えています。
実際には売れにくい花は花束にアレンジしやすいよう組み合わせを考えながら仕入れるなどなど……生花店の経営はまだまだ奥が深いようです。
脱サラで花屋の道は断たれました。
クリスマスでなくとも町の花屋がつぶれないワケ
ちなみに個人的にもっと疑問だったのは「町の花屋さんってお客さんが入っているように見えないけど経営大丈夫なの?」ということでした。(余計なお世話でしょうが……)
一本の切り花が売れても200円程度の利益なのに、果たして食っていけるのか??仮に切り花だけなら1日100本売ってようやく2万円の利益ですが、そこから賃料やら光熱費やら人件費やら引いたら……。
何件か花屋さんの話を聞いたところ(当時そういう仕事だったのです)、つぶれない花屋はたいてい決まった葬儀屋、学校、役所などの御用達になっているので、安定して受注が入るから大丈夫らしい、ということらしいです。なんなら新進気鋭の花屋さんは事業拡大で葬儀屋を始めるようなこともあるらしく。花、たしかにたくさん使いますね。
というわけで、町の花屋さんはクリスマスの浮かれ気分なんかとは関係なしに、商魂たくましく地に足のついた経営をしているのでした。
一方で、そうなるとなかなか新規参入は難しそうです。小学生のころ「お花屋さんになりたーい」と書いていた女子たちにはなかなか厳しい現実……。加えていうならば、花の仕入れは早朝から市場で行い、店に戻れば水仕事で冬は寒いし、そうでなくとも水は重いので腰をやりがち……ということで、花屋の経営者はことごとくおっちゃんでした。
花屋さんはタフガイによって成り立っている。今日の豆知識として各自お持ち帰りください。
さて、このコラムのこんなところまで読んでいただいた方、せっかくなのでクリスマスには原価に思いを馳せつつ、花束の1つでも家に買って帰ってみてはいかがでしょうか?そしてその見返りに寝正月を見逃してもらおう、私はこういう算段を立てています。
そして何より、原価と言えばの弊社の新ソリューション、COSTLink Qeepも思い出してやってください。こちらのソリューションもぜひ今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!