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2024.06.28 マーケティング便り

アナウンサー直伝!?明日から使えるかもしれない発表の場で役立つ心構えやテク3選!

図研プリサイト 大出洋輝

皆さんこんにちは。図研プリサイトの大出です。
ようやく関東も梅雨入りしました。実は私は革靴マニアなのですが(同好の士の方、いらっしゃればぜひご返信を)、梅雨の時期は履ける靴が限られてくるので気が重いのです。
靴に限らずですが、屋外での活動がメインとなる趣味だとこの時期どうしたもんかと悩まれる方も多いのではないでしょうか?

さて、本日のテーマはこちらです。
アナウンサー直伝!?明日から使えるかもしれない発表の場で役立つ心構えやテク3選!

先日、スピーチコーチングなる研修を見学させてもらう機会がありました。プレゼンテーションしているところを実際にプロのアナウンサーに聞いていただき、アドバイスをもらえるという研修です。私はコーチングを受ける立場ではなく、あくまで見学だったのですが、それでも発声から読みかたのコツまで大変勉強になりました。もちろんその内容を全てここに載せるわけにもいきません。そこで今回のコラムでは、これまでの社会人生活の中で受けさせてもらった研修の中から発表の場で使えそうなもの、特に自分が意識してみて効果があったな、と思うものをピックアップしてお伝えします。
いやまぁ、私自身は素人なので書いてあることが全て完璧にできているかというと、そんなこともないわけですが……日々精進ですね。

発表って大事?

そもそも発表って大事でしょうか?営業の方であれば、お客様相手にプレゼンする機会も多いかもしれません。一方でそういう機会がなかなかない職種の方もいらっしゃることでしょう。

が、しかし。

社内でのポジションが上がってくると、会議等で発言、発表する機会は増えていきます。そのときに、伝えたいことをきちんと伝えられるかどうか、他の方に内容を理解してもらえるかどうかというのは、かなり大事なことではないでしょうか?

弊社の期初には各部門の部門長がその年の活動計画を発表するキックオフというイベントがありますが、皆さん発表が上手で個人的に毎回勉強になっています。逆に言えば、伝えたいことがきちんと伝えられる、つまり発表が上手いことは出世の必須要件とも言えるのでは?と思いつつコレを書いています。
もしこのコラムを読んだおかげで出世できた方がいらっしゃったら、どうぞご遠慮なくキックバックしてもらって構いません。ご連絡をお待ちしております。

それでは早速、本題に入っていきましょう。

緊張はする!!ただし見せないように!!!

さて、早速テクというよりただの心構えみたいなやつから来ましたが、一番心に残っているのがコレです。
発表の場って人前に出るわけなので、どうしても緊張するじゃないですか。緊張をほぐすために、聴衆をジャガイモだと思い込む……なんて方法は誰でも聞いたことがあるかと思います。

が、私が聞いたのは、「緊張は誰でもするし、緊張しないのは無理。ただし、それを見せないようにすることはできる」というテクでした。

講師の方いわく、「アメリカ大統領でも、ロックスターでも、緊張するもんは緊張するんです。ただ、それを見せないように演じている」ということなんですね。
具体的には、発表の場で緊張すると体が揺れたり声が上ずったりということが起こってきます。なので、そういうのを意識して抑えるということです。しっかり立つ、足を動かさない、声は腹から出す……というように意識することで、緊張していても緊張していないように見せることが可能です。緊張自体は生理現象ですが、意思の力で表面上は抑えられるということのようで。

緊張はするもんだと割り切ってしまうと、「緊張しないように……緊張しないように……」みたいな脅迫観念から逃れることができてラクなので、個人的には効果てきめんでした。ぜひ試してみてください!

ゆっくりしゃべる!!

お次はこちら。ゆっくりしゃべる。そもそも私自身、しゃべるのが結構早く、そそっかしい人間なので特に気にするべきであろうポイントです。個人の反省はさておき、人間って誰でも緊張すると早口になります。
ゆっくりしゃべる、というのをだいぶ意識したつもりでも、それでも早いんですね。
ぜひ試しに、今日はどんな業務をやったのか20秒程度でいいので軽くしゃべっていただいたのをスマホで録音していただき、聞き返してみてください。
「こんにちは。お昼のニュースの時間です」と読むアナウンサーの早さと比べてどうでしょうか?だいぶ早くありませんか?
なにかを発表する、ということは、たいてい自分でその発表内容を作ると思います。なので、当然、自分は勝手を知っています。しかし、聞く側からしたら初めて目にする資料や初めて聞く内容も多いでしょう。このギャップがあるにもかかわらず、勝手を知っているからと早口でしゃべってしまうと内容が伝わりにくい、ということだそうで。

私なんかは早口なので、「これ伝わっているか?」という思いもあって、セミナーなんかでは同じ内容をわざわざ言い換えてしゃべる、なんてことをやりがちです。結果「なんかクドい」という感想が社内から寄せられることになります。図星すぎてぐうの音も出ません。

発表内容を読むのではなく、1度だけできっちり伝えるために、聞く側が聞き取りやすく、理解できるスピードでゆっくり話す。まさにこのあたりはアナウンサーの方たちが普段やっていることなので、ぜひ今夜のニュースをそんな目線で見てみてください。ラジオのDJも画面がない中、しゃべりだけで番組内容を伝えなくてはならないので、車通勤のかたはそんな観点(聴点?)で帰り道に聞いてみても良いかもしれません。

あとはゆっくりしゃべるようにすると、「以上、ここまでが○○についての報告でした」などとしゃべっている間にも、次に話すことを考える余裕ができてくるので緊張していても詰まることが少なくなります。

フィラー言葉は「飲み込む」!

フィラー言葉ってご存知でしょうか。「えー」とか「えーと」「あのー」などの、意味がない前置きですね。

スピーチコーチングの研修は3時間にわたるものだったのですが、その間、休憩時間なども含めて講師のかたは1度もフィラー言葉が出ていませんでした。さすがプロ……!!(そしてそういう目線で研修を見学していたイヤな受講者、私)

このフィラー言葉、我々はプロではないのでゼロにする必要はないのですが、気を抜くと、

「えー、私、あのー、図研プリサイトの大出と申しまして、えー、マーケティングを主に担当していまして、えー、日々頑張っています。あのー……以上、よろしくお願いいたします。」

にように文字量の割に情報量が少なすぎる、なんてことになりかねません。

で、このフィラー言葉、なぜ出てくるかって、要は時間稼ぎなわけです。なにしゃべろっかな、と頭の中でまとめる時間を作っている時間ということです。

なので、このフィラー言葉をなくす第一の方法としては、まず

ゆ  っ  く  り  話  す  

ことです。さらに文と文の間に、1秒くらいの間をとることも大事です。ゆっくりしゃべっていると、例えば「~しています。」の5文字を読む時間と+1秒の間で、「えー、」以上の時間を稼ぐことが可能です。

それでも出そうになる「えー」をどうするのか?

講師の方はフィラー言葉は「飲み込む」とおっしゃっていました。これが個人的にとてもしっくりくる表現でした!
緊張の段で出した体の揺れと同じで、フィラー言葉は放っておくとバンバン出てきます。ただ、ゆっくり話していれば「いま、自分はえー、と言おうとしている」というのがわかるので、意識して言わないようにすることができます。出そうだけど、一瞬の葛藤の末、あえて出さない……まさに「飲み込む」という言葉がピッタリくるものではないでしょうか?

フィラー言葉を飲み込んだ分はそのまま空白になるわけですが、それがそのまま文と文のあいだの間になります。最初のうちは一瞬の沈黙が怖いですが、聞いている側からすればそんなに長い時間でもないので問題ありません。ぜひ堂々と間をとって時間を稼いでいきましょう……と講師の方もおっしゃっていました。

……というワケで、個人的に発表の機会で役に立っている気がする3つのポイントについて、ここまでお伝えしてきました。ぜひ皆さまも発表の機会の際には思い出していただいて役立てていただけますと幸いです!

ちなみにこんなことエラそうに書いていて「じゃあオマエのスピーチの実力とやらは、いかほどなのか?」と気になる方。さいきん、私がしゃべり倒す弊社のセミナーが少しづつ増えてきているので、気になるソリューションのものがあれば是非ご笑覧ください。そしてフィラー言葉の有無確認より是非システム導入のご検討を。

今回もここまで読んでいただきありがとうございました。今後とも図研プリサイトをよろしくお願いいたします!

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